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仕事環境の違いと不満足度

メディネットのクラウドサービス「病院満足度調査」アンケートシステムにより、14病院・1146名の看護師へ調査を実施。外来看護師と病棟看護師の不満足度をそれぞれ比較しました。

不満足度トップ10

外来看護師、病棟看護師別に不満足度の高い項目をまとめてみましたが、ランクインする項目はほぼ同じでした。しかし、外来看護師では「意見の反映」や「意見を聞く取り組み」など、「フィードバック」に関する不満が高いのですが、病棟看護師では、「福利厚生制度」や「現在の給与」の「処遇・待遇」に関する不満足度の方が高いことが分かりました。

では、外来看護師と病棟看護師の不満足度を全項目で比較してみましょう。

外来看護師・病棟看護師の不満足度の比較

外来看護師・病棟看護師の不満足度の比較

不満足度の比較では、全ての項目で外来看護師より、病棟看護師の不満度が高いことが分かりました。

不満足度の差ランキングTOP10

不満足度の差ランキングTOP10

不満度の差では、「休暇の取得」18.1ポイントが最も大きく、次いで「勤務条件(日数・時間帯)」17.0ポイント、「適切な仕事量」16.3ポイントとなりました。

病棟看護師は、入院患者さんの看護を交代制で24時間行うことが主な仕事です。夜勤などで勤務シフトが不規則になりがちな職場環境が不満足度の差に表れています

このような結果から、外来看護師より、病棟看護師の方が職場環境的に厳しい状況が見えてきました。
この厳しい状況が、離職率や医療事故のリスクを高めるという研究結果もあるようです。
また、公益財団法人 日本看護協会でも、「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」をまとめ、職場環境改善の取り組みを推進しているようです。

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